【グロリア中国大会優勝】ピカチュウオーガレック
ポケモン名 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ゲンシカイオーガ | しおふき | こんげんのはどう | れいとうビーム | まもる | あいいろのたま | はじまりのうみ |
メガレックウザ | ガリョウテンセイ | しんそく | アクアテール | まもる | きあいのタスキ | デルタストリーム |
メガガルーラ | ねこだまし | すてみタックル | ふいうち | けたぐり | ガルーラナイト | せいしんりょく |
ピカチュウ | ねこだまし | ボルテッカー | めざめるパワー水 | フェイント | でんきだま | ひらいしん |
ファイアロー | ブレイブバード | おいかぜ | ちょうはつ | ファストガード | いのちのたま | はやてのつばさ |
ハッサム | バレットパンチ | むしくい | ばかぢから | フェイント | こだわりハチマキ | テクニシャン |
―主な戦績―
JCS予選 73位
Showdown 最高1866
ひまわり杯 チーム優勝
バトルロードグロリア中国予選 優勝
バトルロードグロリア本戦 3-2(予選敗退)
はじめに
VGC2016始めから終わりまで使用したピカチュウオーガレックです。ポケモン・技などは各大会で少しずつ変わってますが、今回は一番の完成系と思うグロリア中国予選の時のPTをメインに紹介します。
特長
攻撃型オーガレック
オーガレックといえばwolfPTのようなサイクルを回す構築が多いイメージですが、このオーガレックは場にいるポケモンで全力で殴っていきます。
豊富な先制技
ファイアローのブレイブバード、ハッサムのバレットパンチ、レックウザの神速と火力の高い先制技を並べることにより、Sに関係なく上から制圧することもできます。追い風ミラーやゼルネアスのジオコントロール、Sが上がったドーブルにもひるむことなく攻撃ができます。
BIG6キラー
オーガレックでグラードンを封じ、豊富な先制技でゼルネアスを封じます。つまり環境トップのBIG6系統を倒すことに特化したパーティです。
個別紹介
ゲンシカイオーガ
持ち物 :あいいろのたま
特性 :はじまりのうみ
性格 :ひかえめ
努力値 :H252 B220 C36
個体値 :31-9-26-31-30-31
実数値 :207-143-135-225-180-110
技 :しおふき/こんげんのはどう/れいとうビーム/まもる
鉢巻きガリョウテンセイ耐え調整まで耐久に振り、残りC。基本的に先発に投げて、高い耐久を盾に強気に動かしていきます。火力の物足りなさはあまりなかったですが、ガルーラはすてみの反動を合わせないと根源の波動で落とせないので、おんがえしガルーラは少しきつかったです。
メガレックウザ
持ち物 :きあいのタスキ
特性 :エアロック→デルタストリーム
性格 :ようき
努力値 :H4 A252 S252
個体値 :31-29-31-x-31-31
実数値 :181-201-110-x-110-161(181-231-120-x-120-183)
技 :ガリョウテンセイ/しんそく/アクアテール/まもる
裏に置き、グラードンに圧力をかけます。このルール最強ポケです。以上。
ピカチュウ
持ち物 :でんきだま
特性 :ひらいしん
性格 :むじゃき
努力値 :A8 C248 S252
個体値 :31-30-30-30-31-31
実数値 :110-75(150)-61-101(202)-63-156
技 :ねこだまし/ボルテッカー/めざめるパワー水/フェイント/かわせ
ボルテッカー
H0 ゲンシカイオーガ 確定1発
H252 ゲンシカイオーガ 乱数1発(37.5%)
めざめるパワー水
雨状態
H252 D180 ゲンシグラードン 確定1発
通常
H0 ゲンシグラードン 乱数1発(81.3%)
H252 ゲンシグラードン 確定2発
対グラカイポケモンです。レックウザと横に並べることで、2体両方に圧力をかけることができます。
とはいえグラードンは最速個体もいて同速ゲーになるため、グラードンの処理はレックウザに基本任せ、横のサポートポケモンを猫だましで止め、最後に残ったカイオーガをボルテッカーで仕留める。といった流れが基本でした。ただ、グラカイのグラードンは最遅の割合が高いので、同速ゲーになったことはあまりありませんでした。(勝ってただけかも)
と、いかにもグラカイ相手に火力で活躍しているように書きましたが、実際にはレックウザの天候・ステータスリセット用のクッションに使われることが5割でした。この紙耐久のおかげで、オーガレックを並べやすいという点もピカチュウの強さだと思います。
ガルーラ
持ち物 :ガルーラナイト
特性 :せいしんりょく→おやこあい
性格 :ようき
努力値 :H4 A252 S252
実数値 :181-147-100-x-100-156(181-177-120-x-120-167)
技 :ねこだまし/すてみタックル/けたぐり/ふいうち
一番悩んだ枠。JCSではHAガルーラを採用していましたが一度も選出することなく終わり、ほかのポケモンをたくさん試した結果、初手のバリエーションを増やせる+オーガレックミラーに強いASガルーラという結論にたどり着いたというか戻ってきました。
オーガレック、特にwolfパ系には先発にこのガルーラ+カイオーガを出していき、相手のカイオーガを削っていきます。いかくを受けても高い火力+どちらか急所に当てるだけで爆アドになるという点が強みでした。
オーガレック相手にはレックウザよりもガルーラメガ進化を優先させます。レックウザはタスキなので、メガシンカしてもそこまで変わりません。
ちなみに、グロリア本戦では ねこまだし/すてみタックル/ともえなげ/アクアテール の型を使いました。
この技を最後に持ってきた理由は、
①流石に本戦にディアルガは来ないであろう
②このPTが苦手な先発のガルーラ+ドータクンの並びをガルーラ+ハッサムで崩す
ためだったのですが、さすがにピンポイントすぎて腐ってしまいました。まあ正直ねこだましとすてみタックルしか使用しないので、どっちが良かったかは判断しづらいです。
ファイアロー
持ち物 :いのちのたま
特性 :はやてのつばさ
性格 :いじっぱり
努力値 :B4 A252 S252
実数値 :153-146-92-x-89-178
技 :ブレイブバード/ちょうはつ/おいかぜ/ファストガード
先発に出しカイオーガと並べ、おいかぜ+ファストガードでカイオーガが上から殴れる体制に持っていきます。ちょうはつで初手に出てくるゼルネやトリル要員も止めることもでき、またメンタルハーブで貼られてしまった場合も上からブレバ+ワンチャンこちらのカイオーガが先に動けるという様々な場面への柔軟性がとても強いです。
ハッサム
持ち物 :こだわりハチマキ
特性 :テクニシャン
性格 :いじっぱり
努力値 :H212 A252 B4 D4 S36
実数値 :172-200-121-x-101-90
技 :バレットパンチ/むしくい/ばかぢから/フェイント
後ろにおいて、レックウザやカイオーガの火力を補います。積んだあとのゼルネアスも少し削れていれば縛ることができ、また満タンでもしんそく+バレットパンチで落とせることができます。対策として出てくるグラードンに対して、バレパン+アクアテールで落とすこともでき、ごり押し性能が高いです。
カマルオフ&本戦では、トリル下のオーガの上をとれる+おいかぜでガルーラを抜けるS84(最遅グラードン-1)のハッサムを使用してました。しかし、上をとっていたほうがいい試合が2、3試合ほどあり、S86が一番よかったのかなと思います。
選出・立ち回り
基本選出+
グラカイ、オーガレック以外は9割これです。オーガレック相手にもガルーラがいなかったり、wolfパじゃないときはこれです。基本的にファイアローで追い風をして、死に出しでオーガレックを並べて制圧するという流れです。
vs
ちょうはつ→ゼルネアス しおふき
大体ねこから入ってくるので通ります。もしダクホで眠っても、積んでいないゼルネは引くしかなく、交代させている間に起きます。ゼルネは少しでもダメージを与えればハッサムで倒せるので、ねこ→ファイアローで積まれても問題ないです。スカドーなら避けるかどちらかが最速起きすることを願います。
vs
すてみタックル+マジカルシャインは耐えるので、ボーマンダを確実に倒せます。アローオーガを見てすてみ+ムンフォでカイオーガに集中してくる人はやばい人です。
vs
裏にいるグラードンに怯まずに水技を打っていきます。もしゼルネ→グラードンできてもアローが生きてれば追い風、落とされたらレックウザでグラードンを縛ることができるので大丈夫です。
vs
ちょうはつ根源orタクンブレバ根源と行きたいのですが、グラバックorメンタルハーブの可能性がとても高いので、ねこトリル・すてみトリル・グラバックすてみ・グラバックトリルのどれにも割と対応できる選択がこれです。正直不利な択できついです。
対オーガレック+
オーガレックは基本カイオーガを受けれないことが多いので、初手にオーガミラーになることが多いです。そこにファイアローではなくガルーラを出すことで、すてみ+根源というオーガレック破壊コンボを炸裂させることができます。
対グラカイ+
ちょうはつでトリルを貼らせないようにし、アローオーガレックでガンガン押していきます。レックウザが弱ってきたり、天候を取り戻したい場面でピカチュウを投げます。グラバックを考え、メガシンカは最後まで取っておきます。
最後に
グロリア本戦こそは不甲斐ない結果に終わってしまいましたが、このPTとともにいろんな実績を残せることができて本当にうれしかったです。約一年間お疲れさまでした。
この一年でWCS出場にすこしは近づけたんじゃないかと思います。ただ本戦ではトップ層とのプレイングの差はまだまだあるなと感じたので、次のJCSまでにしっかり磨きたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。VGC2016はくそルールです。